Interview

社員インタビュー

現場の「楽になった」が、
自分でつくった装置の答え

埼玉工場 生産課 生産技術部
D.Hさん
2017年入社 理系大学卒業

大学では応用化学を学びながら、入社後に選んだのは機械や設備に深く関わる生産技術の仕事。現在は、成形品を自動で取り出す装置を製品ごとに設計し、自ら組み立て、動作条件まで設定しています。現場の負担を減らし、生産を支えるものづくりの面白さを聞きました。

Q1

入社のきっかけを教えてください。

●化学系の知識を活かしながら、機械や工場設備にも関われ、面白そうな要素が両方あったことが、入社の決め手になりました。

大学では応用化学を専攻し、プラスチックなどの高分子材料について学んでいました。せっかくなら、大学で学んだことを活かせる仕事に就きたいと考えていたんです。
同時に、机の上で研究するだけでなく、何かを実際につくり出す仕事にも興味がありました。天昇電気工業なら、化学系の知識を活かしながら、機械や工場設備にも関われる。自分が面白そうだと思っていた要素が両方あったことが、入社の決め手になりました。

青い作業服を身にまとい、真剣な表情で話すD.Hさん

1日のスケジュール

8:30

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車で出社・
メール確認・朝礼

9:30

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設備検討・設計・製作

12:00

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昼休憩
埼玉工場の社員食堂で
お弁当での昼食

13:00

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設備メーカー様と
打ち合わせ

15:00

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設備検討・設計・製作
集中しての作業が
必要なので
翌日に
持ち越すことは
しません

17:00

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進捗確認・翌日の準備

17:30

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退社

工場内で機械やモニターに向かい、作業を行うD.Hさん

Q2

現在の仕事内容を具体的に教えてください

●生産ラインの省人化に向けて、治具や自動機を設計・製作し、現場へ導入する仕事を担当しています。代表的な仕事が、成形品を取り出すアタッチメントです。

生産ラインの省人化に向けて、治具や自動機を設計・製作し、現場へ導入する仕事を担当しています。設備を入れれば終わりではなく、実際の生産で安定して使えるところまで調整します。生産設備の保全も担当しています。
代表的な仕事が、成形品を取り出すアタッチメントと呼ばれる装置の製作です。成形機から出てきた製品をアームでつかみ、機械の外へ取り出して、コンベアや搬送ラインへ送ります。製品ごとに形やつかむ位置が違うため、それぞれに合わせて設計し、部品を組み立て、動き方まで設定しています。

Q3

そのアタッチメントは、D.Hさんが一人で 作っているのですか?

●はい。現在は基本的に、自分で設計して組み立てています。

シリンダーや吸着パッドなどの部品を組み合わせ、ボルトで固定してアームをつくります。さらに、どの位置まで動くか、どの速さで動くか、何秒待つかといった条件も設定します。
埼玉工場は多品種小ロット生産なので、新しい製品が増えるたびに、それに合うアタッチメントが必要です。製品を切り替える際はアタッチメントそのものを交換しますが、動作データは保存できるため、次回からはボタン操作で呼び出せます。一つひとつは専用ですが、段取り替えがスムーズになるように工夫しています。

青い作業服を身にまとい、身振り手振りを交えて話すD.Hさん
工場内で機械装置を背景に、穏やかな表情で佇む青い作業服姿のD.Hさん

Q4

一番やりがいを感じる瞬間は?

●自分がつくった設備を使った現場の方から、「うまくいったよ」「作業が楽になったよ」と言ってもらえたときです。

お客様と直接話す機会は多くありませんが、私にとっての一番近いお客様は、生産ラインで働く皆さんなのかもしれません。
実際に作業している方の困りごとを聞き、それを解決する設備を考えて形にする。狙ったとおりに動き、負担を減らせたことが分かると、「つくって良かった」と思います。自分の仕事の成果を、現場の反応として直接受け取れるところがうれしいですね。

Q5

設備をつくる上で、品質管理とも関わりますか?

●設備、生産、品質は別々ではなく、周囲と情報を共有しながら進める必要があります。

製品をアタッチメントでつかむときに、変形したり傷がついたりしないかを確認してもらうため、品質管理の方に相談することがあります。自動化できても、製品の品質を損なってしまえば意味がありません。どこを持つか、どの強さで吸着するかなども大切です。
以前、品質上の問題が起きたときには、検査の手順をつくり、品質管理の方と相談しながら対策したこともあります。

工場内の機械のそばで、笑顔を見せる青い作業服姿のD.Hさん
工場内で操作パネルに向かい、作業するD.Hさん

Q6

入社してから、成長したと感じることはありますか?

●一番はコミュニケーションです。入社当時は、本当に人と話すのが得意ではなかったと思います(笑)。

この仕事は自分一人では進められません。現場の方から要望を聞き、設備メーカーや治具メーカーへこちらの希望を伝え、品質管理とも確認します。
最初はうまく説明できませんでしたが、仕事を重ねるうちに、相手に何を伝えれば動いてもらえるのかを考えられるようになりました。専門的な技術だけでなく、周りと調整しながら仕事を進める力が身についたことは、大きな成長です。

Q7

TENSHOの魅力を教えてください

●資格取得や社員教育を、会社がしっかり支援してくれるところです。

業務に必要な資格はもちろん、自分が身につけたいと思った技能にも挑戦しやすく、自己啓発の機会があります。
ほかの工場で学ぶ研修の機会をもらえることも魅力です。私も、より複雑な治具や自動機の製作技術を学ぶため、別拠点で研修を受ける予定があります。一つの工場のやり方だけでなく、社内にある別の技術や考え方を吸収できるので、自分の仕事の幅を広げられます。

デスクに座り、リラックスした表情で話すD.Hさん
デスクに座り、身振り手振りを交えて笑顔で話すD.Hさん

Q8

入社前と入社後で、ギャップはありましたか?

●化学系の勉強をしてきたので、入社後に機械系の仕事を担当したことは大きなギャップでした。

最初から装置を設計したり、動作設定をしたりできたわけではありません。でも、先輩や上司に教えてもらいながら一つずつ覚え、今では自分で設備をつくれるようになりました。
もう一つは、想像以上に多くの人と関わる仕事だったことです。技術職は黙々と作業するイメージもありますが、実際はコミュニケーションがなければ設備はつくれません。そのギャップが、結果的に自分の成長につながりました。

今後の目標と、これから入社する方へのメッセージをお願いします

●この仕事の延長として、もっと複雑な自動機や、精度の高い治具を自分でつくれるようになりたいです。

また、生産ラインにより近い現場の仕事や、品質管理の仕事にも興味があります。幅広い立場を知ることで、さらに使いやすく、品質にも配慮した設備を考えられると思っています。
私のように、化学を専攻していても機械系の仕事に携わることがあります。入社時点で専門知識がなくても、先輩や上司が教えてくれますし、会社の教育や研修もあります。専攻と違うからと不安にならず、新しいことに挑戦してみてください。十分に成長できる職場なので、安心して入社してほしいです。

工場内で機械を背景に、落ち着いた表情で佇む青い作業服姿のD.Hさん
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